『じぶん時間を生きる(佐宗邦威著、あさま社、2023)』を読んだ。
一言で言うと、「自分の人生を取り戻すキッカケとなるだろう」一冊。
僕自身そうだが、40代に入ってから、明確に生き方のシフトチェンジをした。
仕事、お金、友人、家族、健康など。
ビフォー40才とアフター40才では、明らかに変わっている。
最も変わったのは仕事やお金に関する価値観だろう。
40才以前は、「仕事ができること」や「お金を持っていること」が善と考えていた。
いや、表面上は「そんなことないんだよお」と言いながらも、実際はかなり心理的に強い部分を占めていたように思う。
例えば、「仕事ができる」とか「評判がいい人」とか「フォロワー数が多い人」とか、意識的には「同じ人間だろう」と思いながらも、無意識的には負い目を感じていたりね。
ところが、40才を過ぎてからは、仕事やお金中心主義などの「他人基準主義」から「自分基準主義」にシフトチェンジしてしまうのだから人生は面白い。
では、どうすれば自分基準主義に変われるのか?
まさに本書が役立つ。
著者の佐宗邦威さんも、以前は仕事バリバリの人生を生きていた。が、コロナ禍をキッカケにそれは大きく変わったと。例えば、軽井沢に移住するなど。明確なシフトチェンジをしている。
そして、「幸福度」が明らかに高まったと。
そんな佐宗邦威さん自身の変化の仕方のコツやポイント、それから実際にどのように変わったか?などが実体験ベースで正直に書かれている点が本書のユニークな点。
これから「じぶん時間を生きる」ことへシフトチェンジしたい人に大変役立つ一冊になっている。
『じぶん時間を生きる(佐宗邦威著、あさま社、2023)』