『人生が一変する「遊ぶっきょう」の教え(町田宗鳳著、サンマーク出版、2024)』を読み終えた。なかなか面白い。
まず、本書を手に取ったキッカケは、「遊び力」を高めるための本であり、かつ、研究テーマの1つでもある「仏教」とリンクしていたため。
仏教というと、厳しいイメージがあるのが一般的だ。
しかし、本来はそうではなく、「自由」になるための教えというのが僕の認識。
自由というのは物理的にもそうだが、精神的にも。
釈迦は少なくとも「何物にもとらわれるな」と主張した。権力や世の中の常識など疑ってかかれと。己を信じて突き進めと。
ところが、時代が進むと、いつの間にか、「それ」が縛りになってきてしまったように思う。訓戒や戒律など。釈迦はそういったことからは離れよと説いていたのに皮肉なものである。
ということで、本来の「自由」=「遊び」の精神に戻してくれそうな本だったので、本書を手に取って読んでみた。
結果として、なかなか面白かったと思う。本書は「遊ぶ」ことの大切さを説いていることも面白いが、本来の仏教というか釈迦の教えらしく「自由」に立ち返らせてくれる点も面白かった。
『人生が一変する「遊ぶっきょう」の教え(町田宗鳳著、サンマーク出版、2024)』