これは大変面白い小説でした。
明治時代に活躍した大商人「大倉喜八郎」氏の実話を元にした小説。
大倉土木組(現・大成建設)、鹿鳴館、歌舞伎座、帝国ホテル、帝国劇場、南満州鉄道、大日本麦芽(現・アサヒビール、サッポロビール)などの設立、経営、建築に関わった偉人です。
商人として起業家として生きるための「心得」のようなものを物語を通じて「これでもか!」ってぐらい感じ取ることができます。
江戸時代から明治時代、そして昭和へとダイナミックに展開していく激動の時代に大商人は何を考え、どう行動したのか?大変勉強になります。
ちなみにこれから起業する人はノウハウなどを学ぶより、まずはこういった成功者がいかに成功していくかの「ストーリー」を先に脳内で「疑似体験」し、成功の「臨場感」を高めることの方がはるかに有用です。
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