おすすめ『なぜ金融の勝者はいつも同じ顔ぶれなのか(鹿子木健著、講談社新書、2026)』読了。

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なぜ金融の勝者はいつも同じ顔ぶれなのか(鹿子木健著、講談社新書、2026)』読了。

これは強烈におすすめ。今のところ自分にとって2026年ブックオブザイヤーである。

本書には投資の勝ち方は一切書かれていない。が、それ以上に重要な、戦う以前の「前提」がこれでもか!というぐらいわかりやすく、しつこく解説されている点が貴重。貴重過ぎる。

そう。投資で勝つ人、いや生き残る人というのは、そもそも、そうじゃない人と「前提」が異なるのである。

私はコンサルティングや塾の講義にて、よく「まず世界観を創れ(知れ)」と言っている。

なぜ?

戦略や戦術などの下位下層は「それ」によって全てが変わるからである。だからこそ、まず大前提となる、最上位である「世界観」を徹底的に哲学して創っていく。

投資で言えば、戦術とは「〇〇投資法」や「この銘柄がいい」といったもの。あるいは「とりあえずNISAからスタート」というのも戦術レベルの類である。

戦略レベルとなると、バフェットさんが言ってる「買って持ち続ける」とか「現金を常に余らせておく」とか「よくわからない銘柄には投資しない」とった類か。戦術レベルよりは抽象度は高いが、これだけ真似したところで成果にはつながらないのが多くの人の現状ではないか?

ところが、こういったこと(下位階層)をいくら勉強したって意味はない。大して成果に繋がらない。

実はバフェットさんもそうだが、そもそも最上位である「世界観」であり「前提」が違うのである。それが勝つ人であり生き残る人なのだ。

そのそもそも戦う以前の「前提」について、ここまで語ってくれる書はそう多くない。いや、皆無といっていいかもしれない。それを(耳の痛いこと)を語ってくれている大変ありがたい書である。しかもユダヤ教やキリスト教の例えや歴史を使ってわかりやすく。

投資で勝ちたい、いや、生き残りたい人にとってこれほど価値のある本はそうそうないだろう。しかしながら、手に取って読む人もそうそういないであろうとも思う・・・。世の中そんなものである。

なぜ金融の勝者はいつも同じ顔ぶれなのか(鹿子木健著、講談社新書、2026)』

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