以前読んでとても良かったので、改めて再読。
『退歩のススメ(藤田一照、光岡英稔著、晶文社)』
やはり、何度読んでも味わい深い内容。
この世は「進歩」や「成長」が善とされている。
が、必ずしもそうではない。
退歩や退化にも価値があり、目を向けるべきである。
とかくスピードが求められる情報化社会の昨今。
実は、「ゆっくり」や「待つ」ことが非常に重要視されている。
儲けようとすれば儲からない。
売ろうとすればするほど売れない。
モテようとすればするほどモテない。
成果を出そうとすればするほど成果は逃げていく。
どうすればいいか?
進むのではなく、退き、自然体に返ることである。
本書は身体感覚からそれを思い出させてくれる、気づかせてくれる良書。
『退歩のススメ(藤田一照、光岡英稔著、晶文社)』