『読むと「全自動」で健康になるすごい本(奥中伸著、KADOKAWA、2024)』を読んだ。
これは勉強になった!
どんな点が?
というと、僕なりの学びではあるが、まさかの「猫背が重要」というパラダイムシフト!
え?猫背ってダメなんじゃないの?
確かに僕たちは常々「姿勢をよくしろ」「背筋を伸ばせ」「シャキッとしろ」と言われてきた。
わかる。確かにわかる。
姿勢が良いことは重要だ。
しかしながら、よくよく考えてみたら、それって陰陽でいったら「陽だけ」に焦点を当ててるってことだよね?「陰」の方を無視してるってことだよね?
それって、バランス崩しちゃってるんじゃない?
世の中は陰陽で成り立っている。
能だってワキとシテがいて舞台は成り立つ。
野球やサッカーなどのスポーツだって、攻撃と守備があるからチームが成り立つわけだ。
身体だってそう。
なのに、世の中というのは「姿勢をよくする」「背筋を伸ばす」ことばかりになぜか焦点を当てる。
僕自身もそうだった。これは完全なる盲点だった。
本書はそういった「盲点」を見直させてくれる良書である。
姿勢が良いといことは、要は「スイッチオン」の状態。
言い方を変えれば「リラックスできてない状態」ともいえる。
では、猫背は?
誤解を恐れずにいえば、「リラックスできている状態」である。
リラックスできてるってことは、内臓もリラックスできてるってことだ。
しかしながら、下手な猫背ではダメで、ちゃんとした猫背をすることが重要なのである。
では、ちゃんとした猫背とはどうすればいいのか?
本書では「和式便所の座り方」が参考になると。
そういった、思考の偏りを是正してくれ、かつ、適切なアプローチ方法もわかりやすく教えてくれるのが本書の良いところである。
実際に僕も試してみたが、あら不思議!腹筋や内臓がゆるんでリラックスしてるのがよくわかる。それから、「骨盤」の使い方も上達した気がする。ありがたい。
からだの使い方をよくしたい人、しかも、がんばらずにやりたい人におススメの一冊。
『読むと「全自動」で健康になるすごい本(奥中伸著、KADOKAWA、2024)』