『目的への抵抗 (國分功一郎 著、新潮新書、2023)』面白かった。
「自由とは何か?」について、改めて考えるキッカケになった。
と同時に「遊び」や「余白」の大切さも。
遊びにこそ自由を得るためのヒントがあると本書は説く。
とかく、現代社会は「目的ありき」で考えることに価値を置きたがる。
しかし、それでは自由から遠ざかってしまう。息苦しくなってしまう。
そうではなく、「遊ぶために遊ぶ」。仏教で言えば「歩くために歩く」か。
そういった感覚を呼び覚ます必要があるのではないか?
時代や社会に流されないために、いや抹殺されないためにも読む価値のある良書。