フジ・メディア・ホールディングスの株価が荒れている。
不祥事から値を下げるかと思いきや、連日の暴騰。
かと思いきや、本日は約9%の下落。
正直、読めない。恐ろしい展開。
僕からすれば、不祥事は下げ要因なので「株価は下がる」ので、「空売り」したら儲かるんじゃないか?と思ってしまう。
が、そう単純なことではない。
素人が空売りすることを見越して、熟練玄人が「あえて」買い上げることもあったりする。
そうすると、素人空売り勢の「損切」で、結果として、買いに買いが重なり、暴騰してしまうのである。いわゆる「踏み上げ」というやつだ。
そして、一巡すると、「上がり切った高所」でプロたちが「よし!このタイミングだ!」と空売りしまくるのである。
「踏み上げ」と上段からの「空売り」で二段階で儲けるわけだ。
言葉で言うのは簡単だが、正直なところ、こんなこと僕のような空売り素人には読めない。難易度が高すぎる。
分かっていたとしてもスピードも速いし、舵取りコントロールが難しすぎる。
また、空売りは損失リスクが青天井なことにも留意。ダウンサイドリスク無限大。
買いの場合、最悪、紙切れになったとしてもゼロになるだけだ。底には限界がある。
ところが、空売りの場合、株価が上がった場合、天井が存在しない。バブル状態になれば、空売り損失は青天井である。
ミスが挽回不能な致命傷になりえるので空売りは危険と言われる。
それと、空売りする場合は「株を借りる」ことになるので、利息支払いや配当分の支払いなどの金銭負担も発生する。時が経つにつれて、そのマイナス負債は積み重なっていく。これもまた恐ろしいことである。
結論、素人は空売りには手を出さないのが賢明。
確かに空売りはスピード感もあって、利が乗るのも速く、面白いのかもしれない。ただし、初心者には極めて難しい取り組みであることは決して忘れてはならない。
初心者は、わざわざハードモードでプレイするのではなく、イージーモードでゆったり気楽にプレイするのが無難だ。