最下位には最下位の華がある。

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久々、麻雀アプリに少しハマっている。少し。

あまりのめりこみ過ぎると「欲」が出る。

結果、「餓鬼道」や「修羅道」から抜け出せなくなるので、あくまでも「ほどほど」にではある。

 

麻雀は4人でやるのが基本。もちろん、三人麻雀や二人麻雀もあるが、基本は4人でやる。

当然ながら、4人でやるからには、1位~4位の順位がつく。

その際、昔は「1位が一番良い」と錯覚していた。

ところが、そうではない、とようやく年老いてわかってきた。

どういうことか?

2位には2位の華があり、3位には3位の華があり、4位には4位の華があるということである。1位だけが華ではない。

また、4位だけがカスということもない。

4位には4位なりの華があり、楽しみ方があるのだ。

何度も言うが、この年になってようやくそういうことが理解できるようになってきた。

 

例えば、麻雀アプリで東風という、まあわかりやすくいえば、「短期決戦」タイプの試合をやるとする。

初っ端から理不尽なアガリを他プレーヤーにされ、こっちがマイナスになるとする。

そしたら、昔だったら「ああ、もう勝ち目はないや」とアプリを閉じたりしていた。なんとも情けない。自分勝手な行為で反省ものである。

一応、こちらがアプリを閉じても、コンピュータが自動でやってくれるので、ゲームは成立はする。が、それでも、途中から人間がコンピュータになることを面白くないと思う人もいるだろうから申し訳ない。

 

で、今なら、初っ端から理不尽なアガリを食らって最下位になったらどう考えるか?

目標設定を切り替えて「3位狙い」にする。

頑張って3位になれば御の字。それ以上になったら儲けもの。いや、そこはあまり高望みしてはいけない。欲をかいてはいけない。

とにかく「どうすれば3位になれるか?」を考える。

もうその時点で「華」だ。楽しくなってくる。

これが4位なら4位なりの華があるという意味である。

4位には4位の楽しみ方があるのだ。

 

もちろん、結果としてそのまま4位で終わるかもしれない。

でも、そもそも、今までの自分なら「退場」していたわけだから、ゲームを続けられた時点で勝ちなのだ。しっかりゲームを終盤まで楽しめたわけだから。頭も使うことで鍛えられたしね。

 

4位に限らず、これは3位だとしたら?

「2位狙い」とか「4位に落ちない狙い」とかかもしれない。

要するに、「1位以外にも価値がある」ということ。

この考え方になってからは、無敵になった。無敵というのは「自分ゲーム」や「自分ルール」においてである。

順位に関係なく、1位~4位のいずれにしても、麻雀を楽しめるのようになった。だから「無敵」ということ。自分が決めたゲームやルール設定なので、当たり前といえば当たり前だけどね。

まあ、あえて言うなら敵は「己の欲」。「勝ちたい」とか「高い点数が欲しい」とか「スコアを落としたくない」など。この欲が出てくると、とたんに麻雀やゲームは詰まらないものとなる。ああ、これは人生にもいえることだねえ。

大金稼いだ人が偉いわけでもない。逆に貧しいことが価値が低いわけでもない。その人、その人、置かれた立場で「華」なのである。優劣などない。

記事執筆者(Author)
作野裕樹

株式会社レジェンドプロデュース代表取締役。

1978年、愛知県名古屋市生まれ。17歳の時、父を肺炎で亡くしたことがきっかけで「自分らしく生きる」意識が芽生える。23才の時に独立起業。2003年、25才の時に株式会社レジェンドプロデュースを設立。ASP事業を展開。著書『学校では教えてくれない起業の授業(アスカ出版)』などを出版。

現在は自身の起業経験を元に経営コンサルティング&コーチングにも注力。主に「あなたらしく稼ぎ、遊び、貢献する」をモットーにクライアントの事業コンサルティング、資産形成、メンタルサポートなどを実施中。

趣味はバイクや車でツーリング&ドライブしたり、ゲームなど。

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