映画『半世界』鑑賞。
「諦めるには早すぎる。
焦るには遅すぎる。」
これはまさにアラフォーの誰しもが思うことだろう。
40歳となると頑張るには体力的に若い頃より動きづらい。
しかし、60歳と比べれば、まだまだ現役。
この「微妙」な舵取りが求められる年代。それが40代。
『半世界』では「39歳」の設定。この年頃になると、「仕事」「家庭」「介護」など、様々な舵取りが求められる。
そのあたりの誰しもが直面する難しさが伝わってくる良作だ。
そして、「これからの人生」を誰しもが悩むだろうが、それに四苦八苦するよりも、もっと大切なことを教えてくれる。
それは「今」であることを。
今一緒にいる人。今ともに歩んでいる人。今取り組んでいること。
これがいかに奇跡的なことであるか。
さりげなく胸ぐらを掴んでくる名作である。
感じ方は人それぞれ。余白感のある映画。