「作野さんはいつ株を売りますか?」
こう相談されることはよくある。
その際はこうお答えしている。
「基本売りません。長期保有が大前提ですので。」
と。
もっと極端なことを言えば、「一生涯売りたくない」というのが本音。
しかしながら、そう事は簡単ではなく、どうしても手放すことを検討しなければならないことがある。
ではどういう時に持っている株を売るのか?
それは、シンプル。
「明らかに割高だと感じた時」
以上。
それ以上でもそれ以下でもない。これが答え。
では、どうやって割高かを見分けているのか?
これは一概には言えないが、一つは「配当利回り」である。
配当利回りが、ある基準値を「明らか」に超えたら、売りを検討する。
といっても、すぐに売るわけではない。
その基準に達したら即売却するわけではない。
基準を超えても、しばらくは保有する。が、なんらかのニュースや事件があったり、あるいは、決算発表などで、今後の成長が見込めなさそう、少なくともしばらく見込めなさそうと判断した場合は、一旦売却することはある。
あるいは、他への投資に回した方が明らかに利回りが良さそうと判断した場合。
それでも、結構レアケースで、可能な限り売りたくはない、と考えて動いている。
僕のような凡人が市場平均利回りを超える成果を出す基本セオリーは長期保有が大前提。そこは可能な限り変えない。
バフェットも言っている。
「投資の利益は『忍耐』に対する報酬である」と。