先日は毎年恒例の僕が主宰してる経営塾の塾生を連れての歴史研究ツアーで小田原城に行った。
なんだかんだ会津若松城、上田城、金沢城、高知城、安土桃山城、駿府城に続いて7城目。
戦国時代は戦略研究の宝庫。今回も多大な学びがあったのだが、意外にもクリティカルな学びだったのは「石垣山一夜城」。
豊臣秀吉が難攻不落の小田原城を攻略する際に、おそらく「威嚇」として活用したであろう城。
たぶんこれができたことで戦意喪失、戦線離脱、投降した兵士が結構いたと思われる。考え方を変えれば、要らぬ血を流さずに済んだということ。
豊臣秀吉の戦略性の高さが伝わるエピソードである。「戦わずして勝つ」は戦略思考の基本中の基本。実践は容易ではないが。
そういった戦略性を身を持って体感できるのが歴史研究探訪のメリット。
それと、戦国時代の幕開けを象徴する武将として有名な北条早雲が眠る早雲寺に行けたのもよかった。
歴史の因果というか、面白いなと思うのは、戦国時代の初っ端を体現したのが北条早雲であり、また戦国時代の最後を担ったのが北条5代目の北条氏直であること。偶然にしては良くできていて思わず唸る。
今後もますます北条研究は進めていきたい。
仲間に恵まれ、大変楽しい有意義な旅となった。小田原良いとこです。